はじめに
こんにちは、やすです。
2025年3月、Linuc201試験に無事合格しました~!パチパチパチパチ~♪♪
いや~、けっこう難しかったし、範囲が広かった(深かった)です。
この記事では、僕がやった勉強方法などをご紹介します!
Linuc201試験の特徴
Linucはレベル1~レベル3まであって、レベル2は「Linuxの中級者(ある程度Linuxできるのね)」と周りから判断されるレベルです。
Linuc201試験の特徴は下記です。
重要度に偏りがない!

レベル1は、重要度が1~6まであって「重要度の高い項目を中心に勉強する」ということができたのですが、レベル2は重要度のバラつきがほとんどないのが特徴です。
なので、全体的に勉強する必要があります。
普段の業務で意識しない部分も問われる
レベル1は、業務にそのまま使える内容が多かったのですが、レベル2(特に201)は、普段の業務でそこまで意識しなくても良いような部分(カーネルとか)についても問われます。
「Linuxについて、仕組みからある程度深く理解できていますか?」って聞かれてる感じです。
レベル1と共通する部分もある
ただ、レベル1と共通する部分もあります!
レベル1の出題項目を見て、「あ、レベル2って、やっぱりレベル1の発展形なんだな」って思いました。
201については「レベル1と全く違う内容が問われる」というよりも「レベル1の内容をさらに深く問われる」イメージです。
勉強方法

基本的な進め方
基本的な勉強の進め方としては、ping-tで問題を解きながら、AWS上にLinuxサーバを作って実際にコマンドを打ったりファイルの中身を見たりしながら進めました。
ping-tの問題は2周して(フルコンボ)、最後ザーッと見たので3周近くしたと思います。
解説を読んでもピンと来なかった時は、chatgptに質問してみたり、Linuc公式のあずき本も買っていたので、あずき本を読んで理解を深めました。
勉強期間
勉強期間は、5週間くらいです。
201は、仕事しながら無理なく勉強を進めるのであれば1ヶ月以上は必要だと思います。
試験範囲が広く、普段インフラエンジニアをしている僕でも業務で触ったことがないようなカーネル周りの話など、かなり深い部分が問われます。
「2週間で合格できるっしょ」みたいなノリが201は難しいと思います。そうゆう要領の良い人たちの話を真に受けないように!笑
勉強時間
勉強時間は、60時間くらいです。
毎朝30分~1時間勉強して、土日はやったりやらなかったりですが、2時間くらい勉強しました。試験直前は朝から夕方まで1日中勉強してました。
僕の感覚だと、ITベンダー試験は「50時間」を勉強の目安にすると良いです。30時間だと少し不安ですよね。
勉強方法のまとめ
勉強方法は、このやり方がオススメです!
・勉強期間 → 1ヶ月半~2ヶ月
・勉強時間 → 50時間以上
・問題集 → ping-t(2周はしよう)
・参考書 → あずき本(公式の本)
・その他 → AWS上でハンズオン
それぞれの項目について

2.1 起動とカーネル
実際の業務では直接的にほとんど使わない内容だったので、僕はカーネルの章が一番苦戦しました。ここは試験用として何度か繰り替えし問題に触れることで理解する形で良いと思います。
2.2 ファイルシステム
LVMやファイルシステム(つまりディスク周り)についての話です。
この分野は比較的にコマンドが分かりやすいですね。実際に業務でも使える内容なので、覚えておきましょう。
2.3 ネットワーク
ネットワークはコマンドがたくさんあって、なかなか覚えにくいです。
オプションやサブコマンド次第で、1つのコマンドで色んなことができるのですが「このコマンドと言えば、この操作だよね」と、まずはメインとなる使い方を覚えるのが良いと思います。
選択肢が色々あって「いや~、このコマンドでそんなことができるなんて聞いたことがない」なら、その感覚を信じましょう!笑
2.4 システム保守・リソース監視
保守と監視は、けっこう範囲が広いです。
リソース監視のコマンドはどれも似ているので、実際に実行してみて実行結果を読み取れるようにすると、わかりやすいと思います。
Ansibleは使いこなすと、かなり使えそう。監視ツールもいろいろあるんだな~って勉強になりましたね♪
2.5 仮想サーバ
仮想化と言えば、まず「VMware」や「Hyper-V」が思い浮かぶと思うんですけど、ココで聞かれるのはLinuxカーネルが提供している仮想化の「KVM(Kernel-based Virtual Machine)」です。
そして「KVM」と連携して仮想マシンの作成や管理をできるソフトが「libvert(リブバート)」です。
僕は「libvert」のコマンド(「virt-install」と「virsh」)の使い方やオプションを中心に覚えました。
2.6 コンテナ
コンテナは、ゲストOSを作ってOSごとに環境を分けるんじゃなくて、ホストOSの上で動くミドルとアプリの環境だけ分ける仮想化技術の1つのこと。
コンテナの環境をつくるためのソフトで多分一番有名なのが「Docker」で、ここでもdockerについて聞かれます。
僕は「docker」コマンドの使い方(サブコマンド)と、イメージを作るためのdockerファイルの書式を中心に覚えました。
感想とアドバイス

実機を触りながら勉強した方が良い
Linuc201は、実際に手を動かしながら勉強するのがオススメです!
手を動かすことで、忘れにくくなっている、、、気がする(笑)
実機はAWS上に作りましょう!
メチャメチャ簡単に無料で作れるので、下記を参考にぜひやってみてください。
コマンドを色々打ってみて、もしぶっ壊れたとしても、そのEC2インスタンスは終了させて、また新しいEC2インスタンスでLinuxを作ればOKです。
いや~何しても良いって気が楽ですよね。
yumで色々インストールしちゃいましたよ(笑)
試験日は2連休の後にしよう!
僕がIT試験を受ける時の鉄板ルールの1つなのですが、試験日は「日曜の夕方」か「有休をとって月曜の夕方」にしましょう!
今回僕は、有給を使って飛び石連休をつなげられたので、土曜の夕方に受けました。
「試験直前の追い込みの時間を1日半~2日半確保する」というのはすごい大切です。
平日の仕事終わりや土曜の午前に受験する場合と比べると、勉強時間としては「20時間前後の差」になるので、試験の合否を左右するには十分すぎる時間になります。
「よし、やるだけやった」って気にもなるので♪最後までファイトです!
朝ちょっとだけ勉強するのがオススメ!
勉強は、間違いなく毎朝ちょっと勉強するスタイルが最強です!!
夜じゃないです、朝です!
社会人が自由に使える時間って、土日を除くと「始業前の朝」か「終業後の夜」しかないと思うんですけど、夜は残業が入ったり、疲れてやる気が起きなかったりでモチベーション勝負になりがちです。
少し早めに寝て、体力満タンにして朝勉強しましょう。
気が向いたら夜も勉強すればいいと思います。
散歩や音楽で気晴らししよう!
201試験は、ネットワーク系のコマンドなど特に似たようなコマンドやオプションがあって混乱します。
「あーもうっ!イヤだ!」ってなったら、散歩したり音楽を聴いたりして、気晴らしをしながら、踏ん張りましょう。「また明日にしよう」でも良いと思います。
ちなみに僕は、久しぶりに「Mihimaru GT」「清水翔太」「m-flo」を聴いたりしてました♪
進捗をXにポストしてみよう!
僕が勉強で使ったpingtは、X(旧:Twitter)に進捗をポストする機能があって「今日はこれくらい進んだ」ってほぼ毎日つぶやいてました。
フォロワーがあまりいないんで「良いね」は全然つかないんですけど(笑)、「勉強の進捗が目に見える」というのは、モチベーションを保つのに役に立つと思います。
このブログに遊びに来てくれた方、気軽にフォローしてください~♪笑
まとめ

今回は、Linuc201試験を受けた体験談を書いてみました。
レベル1よりも、やっぱり難しかったです。
「知識が広がった」というよりも「知識が深まった」という感覚の方が大きいです。
けど、この記事を見た受験を考えている皆さん、大丈夫です、いけます!!
「絶対無理!」みたいな試験ではないです。
検討を祈ります!!
ではまた、バイバーイ♪♪