はじめに
こんにちは、インフラエンジニアのやすです。
今回は、AWSの代表的なストレージ「S3」の種類(ストレージクラス)について、見ていきます。
S3と一言で言っても実はいくつか種類があって、利用用途に応じてS3の種類も使い分けると上手にコスト最適化が図れます。
では、早速みていきましょう!
S3のストレージクラス
S3 標準
アクセス頻度が高いデータの保存に最適で、最もベーシックなストレージクラスです。
S3の中で1番料金が高いので、アクセス頻度が低くなったデータを、他のストレージクラスに移行することでコスト最適化ができます。
S3 標準IA
「1ヶ月に1回使う」データの保存に最適です。
S3の中で2番目に料金が高いです。
S3 1ZoneIA
「1ヶ月に1回使う」データの保存に最適です。
S3の中で3番目に料金が高いです。
S3 Glacier系
直訳すると「氷河」という意味ですね。冷凍保存的なイメージなのかな?笑
Glacierは、保存料金が安い変わりに、取り出しの時に時間がかかったり、取り出し料金がかかったりするS3のストレージクラスです。
「滅多に使うことはないが、数年間保管しておく必要がある」といったデータを格納しておくのに最適です。
S3 Glacier Instant Retrieval
「3ヶ月に1回使う」というデータの保存に最適です。
S3のストレージクラスの中で3番目に料金が安く、「S3 標準IA」よりも最大68%のコストカットになります。
S3 Glacier Flexible Retrieval
「1年に1~2回使う」というデータの保存に最適です。
S3のストレージクラスの中で2番目に料金が安く、「S3 Glacier Instant Retrieval」よりも最大10%のコストカットになります。
S3 Glacier Deep Archive
「1年に1回も使わないかも(1回未満)」というデータの保存に最適です。
S3のストレージクラスの中で1番料金が安く、「S3 Glacier Flexible Retrieval」よりも最大75%のコストカットになります。
参考(公式):Amazon S3 Glacier ストレージクラス
まとめ
今回はS3のストレージクラスについてみていきました。
上手にストレージクラスを分けることでコスト最適化が図れるので、改善していきましょう。
ではまた、バイバーイ♪