はじめに
こんにちは、やすです。
今回は、データ移行サービスの1つであるSnowファミリーについて紹介します!
AWS Snowファミリーとは?
AWS Snowファミリーは、物理デバイスを使って、大容量のデータを「オンプレ」から「AWSのストレージサービス(S3)」に移行するサービスの総称です。
AWSからストレージデバイスが貸し出されて、それにデータを保存してAWSに返送すると、AWS側で安全にS3にデータをアップしてくれます。
いくつか種類があるので、それぞれ見ていきましょう!
Snowファミリーの種類
AWS Snowcone(スノーコーン)
Snowcone(スノーコーン)は、Snowファミリーの中で最も容量が小さく「Snowballを使うほどじゃないんだけど、それなりに持っていくデータがある」ような場合に使います。
・ストレージ容量は、8TB。
・重さは約2kgで、大きさはティッシュ箱くらい。
・オフラインのデータ転送の他、DataSyncを利用したオンラインデータ転送も可能。
・移行日数は5日が目安で、料金は60ドル(6千円~7千円くらい)。
5日を超える場合は、それ以降1日6ドル追加。
参考:https://aws.amazon.com/jp/snowcone/pricing/
AWS Snowball(スノーボール)
Snowball(スノーボール)は、Snowファミリーの中で最も定番なサービスで、ペタバイト規模のデータ転送が可能です。
Snowballは、「Snowball Edge Storage Optimized」と「Snowball Edge Compute Optimized」の2種類あります。
Snowball Edge Storage Optimized
・ストレージ容量は、80TB。
※ストレージがメインで「大容量転送のSnowball」っていうとこれのイメージ。
・重さは約22kgで、大きさは小さめな旅行のアタッシュケースくらい。
・移行日数(レンタル期間)は10日が目安で、料金は300ドル(3万円~4万円)。
10日を超える場合は、それ以降1日30ドル追加。
参考:https://aws.amazon.com/jp/snowball/pricing/
Snowball Edge Compute Optimized
・ストレージ容量は、40TB。
※名前の通りエッジコンピューティング向け。Snowballにデータを入れる時に、圧縮とか解凍とかデータ形式の整形とか、なにかしらの処理をしながらデータを入れたい場合に使う。Lambda関数とかを仕込んでおける。
・重さは約22kgで、大きさは小さめな旅行のアタッシュケースくらい。(同じ)
・料金は月額または年間プランしかなく、月額の場合は、3,875ドル(40万円くらい?)。
参考:https://aws.amazon.com/jp/snowball/pricing/
「Edge Storage」と「Edge Compute」の使い分けとしては、Snowballのストレージ機器にデータを入れた時に、なにかしら処理をしたいかどうかで判断すると良さそう♪
AWS Snowmobill(スノーモービル)
Snowmobill(スノーモービル)は、Snowファミリーの中で最もサイズが大きくエクサバイト規模のデータ転送が可能です。
最初「スノーモバイル」って読んでて、これが一番小さいサイズだと思っていましたよ(笑)
・ストレージ容量は、100PB。
ペタって単位初めて聞いたわ(笑)しかも100ペタって、、、
・ストレージを大量に積んだトレーラーでデータ転送。
(スノーモービルどころじゃなくて、もう大型車です)
・大規模なデータセンターの移行やビッグデータの移行などのケース。
Snowcone、Snowballの違い
SnowconeとSnowballの使い分けとしては、S3に持っていくデータ量で判断する形で良いと思います。
たとえば、転送するデータ量が20TBほどであればSnowconeを3台レンタルすればOKです。ただ、データ量が40TB以上で、Snowconeを5台以上レンタルするような場合は、Snowballを使った方がコストメリットがあるのでSnowballを使うで良いと思います。
さいごに

今回は、AWS Snowファミリーについて紹介しました。
「オンプレのデータセンターをやめて、AWSにシフトしよう!」と「データセンター移転」に舵を切った際に、「オンプレのデータどうやって持っていく?」という話になると思うのですが、その際はAWS Snowファミリーが使えないかも検討候補に入れたいですね!
ではまた、バイバーイ♪