Linux

【Linux】RHELのバージョンとサポート

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こんにちは、やすです。

この記事では、商用Linuxナンバー1のREHL(Red Hat Enterprise Linux)のバージョンとサポートについて紹介します。

バージョンとサポート期間

RHELのメジャーバージョンは、3~5年に1回の頻度でリリースされていて、サポート期間は「10年」です。
最初の5年がフルサポート、次の5年がメンテナンスサポート、11年目以降は延長ライフサポートという形ですね。

バージョンリリース日フルサポートメンテナンス
サポート
延長サポート
92022/05/182027/05/312032/05/312035/05/31
82019/05/072024/05/312029/05/312032/05/31
72014/06/102019/08/062024/06/302028/06/30
62010/11/102016/05/102020/11/302024/06/30
52007/03/152013/01/082017/03/312020/11/30
42005/02/142009/03/312012/02/292017/03/31
32003/10/232006/07/202010/10/312014/01/30

フルサポート期間

リリースから5年間、「半年に1回のペースで積極的にバグ修正、セキュリティ修正、機能強化をマイナーリリースで提供します」という期間です。

メンテナンスサポート期間

6~10年目で、「なにかあったらバグ修正やセキュリティ修正をマイナーリリースとして提供します」という期間です。

機能強化や新機能の追加はありません。

メンテナンス期間のサポート終了日が、メジャーバージョン自体のEOLと考えて良いです。

延長ライフサポート(ELS)期間

11~13年目で「バグや脆弱性が見つかっても修正版のマイナーリリースはなく、カスタマーポータルで限定的なサポートを提供します」という期間です。

メジャーバージョンの切り替えに乗り遅れた場合の猶予期間的な形で使うのかなーという印象です。

拡張アップデートサポート(EUS)期間

上の3つはメジャーバージョン単位で意識するサポート期間ですが、マイナーバージョン単位で考えた時にもう1つ意識す期間として「拡張アップデートサポート期間(Extended Update Support期間)」があります。

EUSは、特定のマイナーバージョンを長く使いたい場合のオプションで、マイナーバージョンを上げずに、別で提供された重大なバグ修正などを利用できる、というオプションです。

サブスクリプション契約の種類

RHELのサブスクリプション契約(ライセンス)の種類としては、「スタンダード契約」と「プレミアム契約」の2種類あります。

項目スタンダードプレミアム
対応時間営業時間営業時間
(重大度1と2の場合は
年中無休)
サポート手段webおよび電話webおよび電話
ケース数無制限無制限

スタンダード契約とプレミアム契約の違いとしては、「問い合わせ可能な時間」や「初期対応・継続対応のスピード」に差がありますね。

バージョン確認方法

Linuxのバージョンは、「/etc」配下に「centos-release」や「redhat-release」といったファイルがあるので、中身を見れば確認できます。(僕の場合は、CentOS7.9ですね)

[root@localhost ~]# ls -l /etc | grep release
-rw-r--r--.  1 root root       37 11月 24  2020 centos-release
-rw-r--r--.  1 root root       51 11月 24  2020 centos-release-upstream
lrwxrwxrwx.  1 root root       21  7月 20  2023 os-release -> ../usr/lib/os-release
lrwxrwxrwx.  1 root root       14  7月 20  2023 redhat-release -> centos-release
lrwxrwxrwx.  1 root root       14  7月 20  2023 system-release -> centos-release
-rw-r--r--.  1 root root       23 11月 24  2020 system-release-cpe
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]# cat /etc/centos-release
CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)
[root@localhost ~]#

関連資料

参考にしたページは下記です。

まとめ

今回は、RHELのバージョンとサポートについて話してみました。

仕事が発生するキッカケになるので、バージョンのライフサイクルを知っておくのは非常に大切です!

「そろそろ古くなってきた(サポート切れ近くなってきた)から、新しくしないとね」といった形でサーバ更改のプロジェクトが各社で起こります。

ではまた、バイバーイ♪