Linux

【Linux】パッケージ管理コマンドの使い方まとめ(yum、rpm、apt、dkpg)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、やすです。

今日は「パッケージ管理コマンドの使い方まとめ」というテーマで話していきます。

パッケージ管理は、Linuc101の試験範囲でもあるので僕が試験勉強で意識したポイントも一緒に紹介していきますね♪

Linuxは、パッケージ管理の違いで大きく「RedHat系」と「Debian系」に種類が分けられて、RedHat系は「yum」「rpm」、Debian系は「apt」「dkpg」コマンドでパッケージを操作します。

linux-distribution
【Linux】ディストリビューション(種類)についてこんにちは、やすです。 今日は「Linuxのディストリビューション」について話します。 ディストリビューションなんていうと大...

yum

yumコマンドは、依存関係(このパッケージを使うならこのパッケージも必要だよみたいな)を解決しながらパッケージ操作をできるコマンドです。

rpmだと指定したパッケージをピンポイントでイントールなんですけど、yumはそれに関連するパッケージもインストールしてくれます。

書式

yum サブコマンド パッケージ名

※「パッケージファイル名(php-xx-xx.rpm)」じゃなくて「パッケージ名(php)」の指定です!

実行系サブコマンド一覧

主な実行系のサブコマンド一覧です。

サブコマンド説明
installパッケージのインストール
updateパッケージのアップデート
※パッケージを指定しない場合は、全てアップデート。
removeパッケージのアンインストール
groupinstall グループパッケージグループのインストール

参照系サブコマンド一覧

主な参照系のサブコマンド一覧です。

サブコマンド説明
infoパッケージの詳細情報を表示
listパッケージの一覧表示(インストール済みか)
search キーワード指定したキーワードでパッケージを検索
check-update (パッケージ名)アップデート可能なパッケージを表示
grouplistパッケージグループの一覧表示
deplist指定したパッケージが依存しているパッケージの一覧表示
  • サブコマンドの中で途中にハイフンのつくものは「check-update」のみ。
    ※group-installとかdep-listみたいなのは間違い!
  • 複数形(grouplists)のような形で終わるサブコマンドはない。
  • オプションのような指定の仕方ではない。
    (-info、-installみたいなハイフンなんちゃらは間違い!)
  • upgradeはない。(updateとupgradeって紛らわしいよね)
  • 英単語として省略されているのは、infoとdeplistのみ
    (information、dependentではない)
  • アンインストールは「remove」ね!
    (deleteとかuninstallとかじゃないよ!)

設定ファイル

yumの設定ファイルは下記です。

設定ファイル説明
/etc/yum.repos.d/~.repoyum.repos.dの下に、~.repoファイルを作成して、パッケージの取得元(リポジトリ)を設定する。
「どこからパッケージを持ってくるか」という設定。URLが書かれていたりする。
/etc/yum.confyumの設定ファイル。
ログの保存先を決めるくらいかな。

rpm

rpmは、yumと違って「このパッケージファイルをインストールしたい」みたいな時に使うコマンドです。

依存関係とかは自動で解決してくれないので、構築時はyumを使って、保守に入ってこのパッケージをこのバージョンでアップデートしたいみたいなピンポイントの作業で使うのが良いと思います。

書式(使い方)

rpm オプション パッケージファイル名

※rpmは「パッケージ名(php)」ではなく「パッケージファイル名(php-xx-xx.rpm)」の指定です。

実行系オプション一覧

実行系のオプション一覧です。

オプション説明
-iパッケージファイルのインストール。(–installでも良い)
-eパッケージファイルのアンインストール。(–eraseでも良い)
-Uパッケージのアップデート(なければインストール)。
(–upgradeでも良い)rpmはupgradeなんですよね。
-Fパッケージのアップデート(なければ何もしない)。
(–freshenでも良い)

実行系のオプションとあわせて使える併用オプションは下記です。

オプション説明
-v詳細情報の表示
-h進行状況を#で表示
–test実際には実行せずテストを行う。
インストールする前にエラーがでないか確認したいような時に使う。
※-tじゃないよ!
–nodeps依存関係を無視(多分アンインストールの時に使う機会があるんだと思う)

よくする使い方としては、「rpm -ivh パッケージファイル名」みたいな使い方しますね。

「rpm -i –test パッケージファイル名」のような形。

参照系オプション一覧

参照系のオプション一覧です。

オプション説明
-q指定したパッケージがインストールされているか確認
-Vパッケージの検査

参照系のオプションと合わせて使える併用オプションは下記です。

オプション説明
-aインストール済みの全パッケージの表示(–allでも良い)
-l指定したパッケージに含まれるファイルの表示
-f ファイル名指定したファイルがどのパッケージからインストールされたかを表示
-p対象をパッケージではなくパッケージファイルとする。

よく見る使い方としては、「rpm -qa| grep <パッケージ名>」でインストールされているかを確認します。「rpm -q パッケージ名」と同じ。

apt

後ほど更新

aptのコマンドは次の4つがあります。

apt「apt-get」と「apt-cache」をまとめたコマンド
apt-getパッケージのインストール、アンインストール、アップグレード
apt-cacheパッケージの検索、参照
apt-fileパッケージに含まれているファイルを表示
  1. aptと次の単語の間にはハイフンがつく。(スペースやアンダーバーではない)(間違い → aptget、apt_get、apt get)
  2. アンインストールのサブコマンドは「remove」。(deleteとかじゃないよ)
  3. サブコマンドにハイフンはつかない。

dkpg

後ほど更新

まとめ

今日は、パッケージ管理コマンドの使い方を、Linuc101の試験と絡めて紹介してみました。

ではまた。バイバーイ♪