こんにちは、やすです。
今日は「Linuxのディストリビューション」について話します。
ディストリビューションなんていうと大げさですけど、Linuxの「種類」のことですね(笑)
Linuxは、パッケージ管理の違いで「RedHat系」と「Debian系」に大きく分けられます。
「パッケージ」というのは、プログラムや設定ファイルの集まりのことで、なにか機能を追加したり削除したりする時は、パッケージ単位でおこないます。
RedHat系
RHEL(RedHat Enterprise Linux)
商用利用の代表格です。
会社が使うLinuxとしては、RedHat社のRHELが1番多いと思います。実質、Linuxのデファクトスタンダード(最も定番なもの)ですね。
CentOS(セントオーエス)
RHELのクローンです。
RHELから商標や商用の要素を除いた形で再構成されていて、ほぼRHELです(笑)
「RHELのクローン」って言われ方をよくされますね。CentOSはRHELの勉強用としても最適なので、自宅学習で使っている人が多い印象です。CentOSをそのまま使っている現場もたくさんあるので、その点でも学習用にCentOSはオススメです。
Fedora(フェドラ)
RHELのベータ版(開発版)です。
Fedoraは、半年ごとに新機能などがリリースされていて(4月と10月)、そこで試されたノウハウをRHELに反映する形です。RedHat社のRHELのテスト会場なイメージで、安定性には欠けるのかなっていう印象です。
Debian系
Debian
リリースは約2年サイクルでゆったりとアップデートされるイメージです。世界中の有志の開発者によって可愛発されていて、どこかの企業が所有するものではないです。
Ubuntu(ウブンツ)
Debianの不安定版をもとに作成されていて、Debianの派生形。リリースが4月と10月の半年間隔。RedHat系のFedoraと同じような立ち位置の印象ですね~。
コマンドの違い
RedHat系は「rpmパッケージ」、Debian系は「debパッケージ」っていうパッケージを使っていて、コマンドも少し違いますね。
rpmパッケージは「rpm」や「yum」コマンド、debパッケージは「dpkg」や「apt」コマンドを使います。
「rpm」と「dpkg」、「yum」と「apt」が同じ使い方のイメージですね。
ピンポイントで「このパッケージを入れたい!」という場合でなければ、依存関係を含めて関連するパッケージも追加・削除できるyumやaptコマンドの方が使い勝手が良いかなと思います。
まとめ
今日はLinuxのディストリビューション(種類)について話してみました。
個人的には、個人学習にはCentOSが良いんじゃないかなーと思います。
ではまた。バイバーイ♪