こんにちは、やすです。
この記事では、NFSに関係する設定ファイルについてご紹介します。
NFS関連のファイルは「/etc/exports」と「/etc/fstab」の2つあります。
NFSサーバ(ファイルサーバ)側
/etc/exports
「どのディレクトリ」を「どのホスト」に公開するか(エクスポートという)や、読み取りだけOKなのか書き込みもOKなのかなどを設定できます。
「誰でも繋げていいよ」みたいな設定になっていない限りは、ここでNFSクライアントのホストを許可しないと、クライアント側は繋げられません。
書式
ディレクトリ名 接続許可ホスト名(オプション) 接続許可ホスト名(オプション) 接続許可ホスト名(オプション)
※ホスト名またはIPを指定して、カッコ内にオプションを書きます。
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
ro | 読み取りのみ |
rw | 読み書き |
sync | 同期 |
root_squash | rootでアクセスしてきた人から、root権限を剥奪する。root権限でそのまま繋げられると良くないため。(root_squashはデフォルトでついているため、普段は特に意識しなくていい) |
NFSクライアント(繋げに行く)側
/etc/fstab
サーバ起動時にマウントするディレクトリを記載するファイルです。「使いたい時だけ繋げる」という運用なら不要ですが、普通はNFSサーバのディレクトリについても記載しておきます。
書式
デバイス名 マウントポイント名 ファイルシステムの種類 オプション ファイルシステムのdump可否 fsckチェック可否
※スペース区切りで6個のフィールドに分かれます。
具体例
#「/dev/mapper/centos-root」を「/」にマウント
/dev/mapper/centos-root / xfs defaults 0 0
#「/dev/mapper/centos-swap」を「swap」にマウント
/dev/mapper/centos-swap swap swap defaults 0 0
まとめ
今回は、NFSに関係する設定ファイルをご紹介しました。
ではまた、バイバーイ♪