この記事では、MySQLをLinuxにインストール手順を紹介します。
MySQLは「MySQL Enterprise Edition(商用版)」と「MySQL Community Server(無料版)」の2つがあります。
商用版にはサポートもついていますが、今回は個人の勉強目的でインストールするので、無料版をインストールしていきます。
MySQLをダウンロードする
1、MySQL公式のダウンロードページへ移動
2、[MySQL Community (GPL) Downloads]をクリック
3、[MySQL Yumリポジトリ]をクリック
4、自分の環境とあったリリースパッケージを選択してダウンロード
「uname -a」で自分の環境を確認しましょう。
centosの場合はRedHatと互換性があるのでRedHatを選択。僕のカーネルリリースは「3.10.0-957.el7.x86_64」なので「mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm」をダウンロード。
5、ダウンロードしたファイルをFTPで任意のフォルダ配下に配置(workフォルダ)
★vsftpdのインストールはこちら
MySQLをインストールする
1、rootにスイッチして、先ほどファイルを格納したフォルダに移動
2、yumのリポジトリをインストール
yum install mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm
下記のエラーが出た場合は、既にrpmファイルのごみが残っている可能性があるので、一度削除する。
読み込んだプラグイン:fastestmirror
mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm を調べています: mysql80-community-release-el7-3.noarch
mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm: インストールされたパッケージを更新しません。
エラー: 何もしません
3、yumのリポジトリに含まれているmysqlを確認。有効になっているパッケージ確認。
yum repolist all | grep mysql
デフォルトだと最新版のMySQLが「有効」になっている(MySQL 8.0 Community Server)。
MySQL8.0は、僕の環境のcentosだとライブラリの互換性を解決できずインストールできなかったので、MySQL5.7がインストールされるように変更する。
4、MySQL8.0を無効化、MySQL5.7を有効化。
vi /etc/yum.repos.d/mysql-community.repo
「name=MySQL 5.7 Community Server」の「enabled=0」を「enabled=1」に変更。
「name=MySQL 8.0 Community Server」の「enabled=1」を「enabled=0」に変更。
5、MySQL5.7が有効になっていることを確認(インストール対象を確認)
yum repolist all | grep mysql
6、MySQLをインストール
yum install mysql-community-server
これにより、MySQLサーバーのパッケージ(mysql-community-server)と、サーバーの実行に必要なコンポーネントのパッケージ(クライアント用のパッケージ(mysql-community-client)、クライアントとサーバー用の一般的なエラーメッセージと文字セット(mysql-community-common)、共有クライアントライブラリ(mysql-community-libs)を含む)がインストールされます。
7、MySQLがインストールできていることを確認する。
rpm -qa | grep mysql
MySQLを起動させる
systemctl status mysqld
systemctl staart mysqld
systemctl status mysqld
※起動確認は「ps aux | grep mysqld」でもOK。もしくは「service mysqld status/service mysqld start」。(systemctlがリダイレクトで呼び出される。)
さいごに
以上がMySQLのインストール手順でした。
■公式サイトの手順
https://dev.mysql.com/doc/refman/8.0/en/linux-installation-yum-repo.html