この記事では、システムエンジニア向けにサーバのリプレイスポイントについて紹介します。
サーバを自前で持っている場合、古くなったサーバを新しくする作業が一定の間隔で発生しますよね。
理由は様々で、OSが古くなってきてメーカーのサポートが切れる、サーバが載っている基盤自体のハードが古くなってきているなどがあるかと。
だいたい3〜5年間隔でしょうか。
サーバを新規構築する際には、今のサーバとどこが違うのかを明確にする必要な場面が多々あります。
大抵の場合、同じにしてくれというパターンが多いです。
では、みていきましょう。
ホスト名、IPアドレスは変わるか。
まずはこれ。ホスト名やIPアドレスが変わる形でのリプレイスなら、データを連携しているシステムにも影響がでるので、書き換えてもらわないとエラーになります。
ユーザー、パスワードは変わるか。
次にユーザーとパスワードが一致しているかを確認しましょう。もし違いがあるなら、そのユーザーを使用してログインする人たちへのアナウンスが必要です。
また、FTPでファイルの転送先になっているのであれば、そのジョブのFTPユーザー、PWを変更する必要があります。
まぁ、ユーザーのPWってセキュリティ的に定期的に変えることが多いので、パスワードをジョブにハードコーディングしているケースは珍しいですね。
ただ設定ファイルとして読み込んでいるとしたら、その設定ファイルは変更しなければなりません。
Cドライブ、Dドライブなどのドライブは変わるか。
前のサーバはCドライブだったが、新しく作ったサーバはDドライブしかない、なんてことありませんか?
その場合、相対パスではなく絶対パスでCドライブを指定している箇所全てに変更が必要になります。
ファイル共有の設定がされているフォルダはないか。
見落としがちなのがコレ。ファイルも全部移動させたし、無事新しいサーバにリプレイスできた、と思ったら実はフォルダにファイル共有が設定されていたなんてことがあります。
これは確認していくのは難しいので、そうゆう設定をしているかどうか聞くしかないですね。
タスクスケジューラの設定確認
タスクスケジューラの設定も確認。
ザッとこれくらいでしょうか。
エクセルで現サーバと新サーバの比較表を作りましょう。あとは、スペックの差異とかもおさえておきましょう。